ネットに流出した文書は、3年前、旭川市内の公園で死亡しているのが見つかり、その後、いじめを受けていたと認定された、当時、中学2年生だった廣瀬爽彩さんに関する調査報告書とよく似た内容で、いじめ撲滅を訴える市民団体のウェブサイトに掲載されています。
調査報告書は、市教育委員会の第三者委員会がまとめ、2022年に公表されましたが、掲載された文書は、遺族の意向で非公表とされた、いじめの詳細などについても黒塗りなどがされておらず、閲覧できる状態になっています。
旭川市教育委員会は、調査報告書や作成途中の文案などが流出した可能性があるとみて、事実確認を進めていますが、女子中学生や遺族のプライバシーを早急に保護する必要があるとして、近く、市民団体に、掲載した文書の削除を要請することを決めました。
市民団体の代表は、NHKの取材に対し「削除の要請があれば、旭川市と協議したうえで対応を決めたい」としています。