千葉県柏市や隣接する鎌ケ谷市、白井市では、有機フッ素化合物の「PFAS」の一種で、有害性が指摘されている「PFOS」と「PFOA」の2つの物質がことし3月以降、地域の水路7か所と周辺の59本の井戸から、国の暫定目標値を上回る濃度で検出されています。
これを受けて、県などはことし6月、水路の上流の5か所で追加調査を行い、その結果、このうち4か所で国の値を上回る濃度が検出されたということです。
最も高い420倍の濃度が検出されたのは、海上自衛隊下総航空基地まで数百メートルほどの地点だったということです。
県によりますと、水路のさらに上流は水が十分に流れておらず追加調査が難しいということで、県などは原因を究明するため、井戸水などの調査を続けるとともに、下総航空基地など現地の複数の施設で立ち入り調査を進めています。