フィリピン入国管理局は、いずれも日本国籍の
▽ウエダ・コウジ容疑者(27)
▽キヨハラ・ジュン容疑者(29)
それに、
▽スズキ・セイジ容疑者(29)
の3人を、首都マニラの住宅街で16日に拘束したことを明らかにしました。
また、3人とは別に、マニラ国際空港で16日に
▽サワダ・マサヤ容疑者(39)を拘束していたことも、あわせて発表しました。
フィリピン入国管理局や、日本の警察当局によりますと、4人は、いずれもカンボジアを拠点に、日本人を狙った特殊詐欺を繰り返していたグループのメンバーとみられ、去年、同じグループの日本人25人が埼玉県警に逮捕されたあと、フィリピンに入国していました。
情報を得た日本の警察が、逮捕状を取ってフィリピン側に手配をかけていたということです。
フィリピン入国管理局は4人を今後、日本に強制送還するとしています。
フィリピンやカンボジアなど、海外の特殊詐欺の拠点が摘発されるケースが最近相次いでいて、警察庁によりますと、海外拠点の摘発がきっかけで検挙された容疑者は、去年、過去最多の69人にのぼっています。