告発されたのは、東京 八王子市にある医療機器の部品の製造や販売などを行っている「暁明技術」と、この会社を実質的に経営する中山明社員(59)です。
関係者によりますと、この会社は、血液の成分を分析する医療機器の部品などを、主に中国向けに輸出した売り上げを借金をしたと偽るなどして計上せず、所得を少なく見せかけていた疑いがあるということです。
東京国税局は去年3月までの3年間でおよそ2億1500万円の所得を隠し、およそ5200万円を脱税したとして、会社とこの社員を法人税法違反などの疑いで東京地方検察庁に告発しました。
不正に得た金はこの社員の口座で保管されていたほか、一部は自宅の購入資金にも充てられていたということです。
会社側はこれまでにNHKの取材に応じていません。