「018サポート」は、18歳以下の子どもを対象に毎月5000円を給付する昨年度から始まった都の制度です。
都は今月に入って、システム設定の誤りで1694人に重複して給付するミスがあったことを明らかにしていましたが、20日、そのあとの点検で対象者は1828人に増え、総額は1億2500万円余りにのぼることを発表しました。
また、これとは別に都は、重複した給付がないか継続して調べていましたが、昨年度に申請したおよそ2000人に対し重複して給付していたことを明らかにしました。
これらは対象が同じ子どもでも、夫婦それぞれが別に申請したり、申請した名前のふりがなが異なったりしたケースで、昨年度のシステムではチェックできなかったということです。
現在、重複分の金額は調査中だということで、都は今後、対象者に電話をかけるなどして相殺や返還を呼びかけることにしています。
都の担当者は「2000人に対し、重複して給付することは想定しておらず、事態を重く受け止めている。対象者には迷惑をかけて申し訳ない」と話していました。