H2Aロケット49号機は26日午後2時24分に打ち上げられ、補助ロケットやロケットの1段目を切り離しながら上昇を続け、衛星を予定の軌道に投入して、打ち上げは成功しました。
情報収集衛星は、地球上のあらゆる場所を撮影できる事実上の偵察衛星で、北朝鮮のミサイル発射施設の動向や、災害時の被害の把握などに活用されます。
今回搭載されたのは、夜間や悪天候でも電波を使って撮影できる「レーダー衛星」で、すでに運用している衛星の後継機となります。
一方、H2Aロケットは、43機連続で打ち上げに成功しましたが、打ち上げ費用の高さなどが課題となっていて、今年度中に予定されている次の50号機の打ち上げですべての運用を終え、新型のH3ロケットに完全に移行する計画となっています。