1日午前2時ごろ、埼玉県所沢市北野新町の住宅で、勝手口のドアのガラスを割って4人組が家に押し入り住人の80代の夫婦に刃物を示して「お金。早くしろ」などと脅し、夫婦を粘着テープで縛って現金およそ8万円などを奪って逃げました。
夫婦は腕を切りつけられるなどして病院に運ばれましたが、いずれもけがの程度は軽いということです。
駆けつけた警察が、住宅から出てきた複数の人物を発見して追跡し容疑者1人が強盗傷害の疑いでその場で逮捕されたほか、現場近くで身柄を確保された20代の2人も逮捕されました。
いずれも住所・職業不詳の自称、海藤貴志容疑者(43)と佐藤聖峻容疑者(24)、和佐裕夢容疑者(28)の3人です。
捜査関係者によりますと、3人は調べに対し、いずれも容疑を認めた上で「秘匿性の高い通信アプリでやりとりして仕事を受けた」などと供述しているということです。
警察は「闇バイト」で集まった強盗グループとみて逃げているもう1人の行方を追っています。
先月中旬以降、東京や埼玉で住宅が狙われる強盗事件が相次いでいて警察は、警戒を強めるとともに注意を呼びかけています。