ことし6月、名護市安和の港付近で、普天間基地の名護市辺野古への移設工事で使う土砂を運ぶダンプカーに警備員の男性と抗議活動していた女性が巻き込まれ、男性が死亡、女性が大けがをしました。
事故のあと防衛省は土砂の運搬作業を中止していましたが、22日に再開する方針を固めたことが、関係者への取材で分かりました。
この事故をめぐっては、県が沖縄防衛局に対し原因究明と再発防止を求めていて、再開にあたり防衛局は、抗議活動をする人たちが車道に出られないような対策を講じるということです。
一方、現場付近の道路は県が管理していることから、防衛局は8月15日、県に対し「事故の背景には抗議活動の中でダンプ運転手などの作業を妨げる行為がある」と指摘したうえで、ダンプカーの進行を妨げないよう呼びかけることや、現場付近にガードレールを設置することなどを求め、県側は内容を精査して検討するとしています。