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核兵器廃絶を願う被爆者の声を、唯一の戦争被爆国・日本から世界に発信し続けてきた、その地道な活動が評価されたのではないか。
これまで国連の軍縮特別総会での被爆者の演説、世界各地で開いてきた原爆の写真展などを通じて、原爆被害の実相を伝えてきた。
いまや「ヒバクシャ」は世界に通じることばとなっている。
さらに被団協の活動は国際的な枠組みにも影響をもたらしていて、核兵器の開発や保有などを禁止する「核兵器禁止条約」をめぐっては、すべての国の参加を求める1370万人分あまりの「ヒバクシャ国際署名」を集め、2021年1月の発効につなげた。