女川原発2号機は、2020年に再稼働の前提となる審査に合格したあと、安全対策工事を進めていて、現在はケーブルを入れる管を燃えにくい素材で覆う工事などを行っています。
東北電力は、ことし5月ごろの再稼働を予定していましたが、ケーブルの配置変更により工事の量が増えたことから、先月、数か月程度遅れると発表していました。
発表によりますと、工事はことし6月に完了する見込みで、これに伴って、7月ごろには原子炉に核燃料を入れたうえで、9月ごろに再稼働する見通しになったということです。
延期に伴い新たな再稼働の時期が発表されるのは2回目で、東北電力の金澤定男原子力本部長は記者会見で「安全確保を最優先に工事完了に向けて全力で取り組んでいる。地域の皆様から理解をいただきながら再稼働を目指していく」と述べました。