この調査はロート製薬が1月に、0歳から16歳までの子どもの保護者を対象にインターネットを通じて行ったもので、7131人から回答を得ました。
それによりますと、子どもが「花粉症の診断を受けている」と回答した人が21.8%、「花粉症だと思う」と回答した人が20.8%で、合わせて42.6%が、子どもに花粉症や花粉症とみられる症状があると回答したということです。
10年前に行われた同様の調査では32.7%だったということで、今回は9.9ポイント増えていました。
また、このうち小学生については、花粉症や花粉症とみられる症状があったのは47.4%と、およそ半数にのぼっていたということです。
調査結果について、日本医科大学医学部耳鼻咽喉科の大久保公裕教授は「室内で遊ぶことが増えるなど、環境の変化によってアレルギーになる子どもが増えていると思う。治療を受けないと毎年悪化していくので、顔を触るしぐさや、くしゃみを連発するなどの症状があれば一度、医療機関で検査をしてほしい」と話していました。