両陛下は27日午後6時すぎ、東京 六本木の美術館を訪ねられました。
この美術館では、環境危機に現代アートはどう向き合うのかをテーマにした展覧会が開かれていて、国内外のアーティスト34人の作品、およそ100点が展示されています。
このうち、ニュージーランド人のアーティストの作品は、訪れた人たちが上を歩くことができる人造大理石の床と、空の無限のグラデーションを表現した縦およそ6メートル横およそ10メートルの藍染めの布で構成されています。
天皇陛下は、ガラスや金属が埋め込まれ、視覚障害者のための点字ブロックのようにも見える人造大理石の床に立って、天井からつるされた布をみて「ずいぶん大きいですね」と話されていました。
この展覧会「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」は、森美術館で3月末まで開かれています。