陸上自衛隊とアメリカ海兵隊は離島の防衛を想定した共同訓練を2月25日から、九州、沖縄の各地で行っています。
このうち、鹿児島県の沖永良部島では3月10日から訓練が始まり、日米のヘリコプター3機が運動場に着陸したあと、小銃などを手にした自衛隊員とアメリカ兵が次々に降り立ち、射撃の手順などを確認していました。
沖永良部島で日米共同訓練が行われるのは初めてで、運動場では横断幕を掲げて反対する人たちの姿も見られました。
今回の訓練では、3月8日に飛行停止の措置が解除されたアメリカ軍の輸送機オスプレイは使用しないとしていますが、鹿児島県は「オスプレイの事故を受けて県民の不安も大きい」として、住民の安心・安全の確保に万全の対策を講じるよう、防衛省などに求めています。
沖永良部島での訓練は3月11日も行われる予定です。