日本の投資家に海外投資商品の勧誘などをしていたシンガポールの会社「SKY PREMIUM INTERNATIONAL」の幹部、齋藤篤史容疑者(45)や、水島忍容疑者(59)ら4人は、福岡県などの男女6人に対し、無登録で投資に関する契約を仲介したとして、金融商品取引法違反の罪で逮捕・起訴されました。
この会社は、国内に12ある代理店の「エージェント」と呼ばれる勧誘員を通じて出資を募っていたとみられ、警察は、6人の被害者を勧誘した「エージェント」や代理店の役員合わせて12人を13日、金融商品取引法違反の疑いで書類送検しました。
12人の認否については明らかにしていません。
「エージェント」には、契約実績に応じて報酬が支払われ、幹部らが営業成績の上位者を都内のホテルで表彰するなどして競争心をあおっていたとみられるということです。
警察のこれまでの調べで、2021年までの8年間で全国のおよそ2万6000人から総額1350億円を集めていたとみられ、警察は引き続き資金の流れや運営実態を調べています。