横浜市が18日の市議会常任委員会に示した方針によりますと、市の公園条例を改正して禁止行為の項目に「喫煙」を盛り込み、子ども連れなど多くの人でにぎわう「山下公園」や「港の見える丘公園」など市が管理するおよそ2700か所の公園を全面禁煙にするとしています。
違反した場合は、5万円の過料を納める罰則の対象になるということです。
これについて、常任委員会の委員からは「誰がどのように違反を確認し、注意や処分の判断をしていくのか検討が必要だ」とか、「たばこを吸う人と吸わない人がトラブルにならないよう周知すべきだ」といった意見が出ていました。
市は今後この方針について来月から1か月程度、市民に意見を募ったうえで、9月に開かれる市議会に条例改正に必要な議案を提出し、来年4月から公園の全面禁煙を行いたいとしています。
横浜市は「喫煙者にも趣旨を理解してもらう必要があるので丁寧に説明しながら進めたい」としています。