法務省によりますと、全国の法務局などが去年1年間に人権侵害の疑いがあるとして調査したケースは8962件で、前の年より1103件増えました。
このうち、学校でのいじめを理由に調査したのは1185件で、小学生が同級生から殴られるなどしたのに学校側が十分に対応しなかったと相談を受け、法務局が校長にいじめ防止の取り組みを強化するよう要請したケースがあったということです。
また、インターネット上での人権侵害の疑いで調査したのは1824件で、詐欺の前科があるなど、うその投稿をされたと相談を受け、法務局がサイトの管理者に削除を要請したケースもあったということです。