先月、八戸市のアパートの浴槽で、宮本望愛さん(5)に水を浴びせて放置し、低体温症によって血液の巡りが悪くなる急性循環不全で死亡させたとして、母親の宮本菜々美容疑者(21)と同居する交際相手の関川亮容疑者(31)が、傷害致死の疑いで警察に逮捕されました。
警察は16日、2人の身柄を青森地方検察庁八戸支部に送りました。
これまでの調べで、当時、浴室内の気温は10度以下で、水が張っている状態の浴槽に放置されたとみられていますが、警察の調べに対し2人は、水を浴びせたのはしつけの一環だったという趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
望愛さんはおよそ4時間半にわたりぬれた服を着たまま放置されたとみられ、捜査関係者によりますと、交際相手の関川容疑者が水を浴びせた可能性が高いということです。
警察は、望愛さんの体に多数のあざがあったことなどから、虐待が日常的に行われていた疑いもあるとみて詳しく調べています。