千葉県教育委員会によりますと、市川市立第三中学校の大槻駿教諭(25)は、女子バスケットボール部の顧問を務めていた去年4月ごろからの1年ほどの間に、保護者から現金で徴収した練習着の購入費などに充てるための部活動費合わせて41万6300円を着服したということです。
聞き取りに対し、教諭は「家賃の支払いが滞っており補填(ほてん)した。一生かけて償っていく」と話し、全額を返金したということです。
県教育委員会は教諭を24日付けで懲戒免職の処分にしました。
また県内の公立小学校の30代の男性教諭は、ことし1月から3月ごろまでの間に18歳未満の女性3人に対し、体を複数回触るなどの性的な言動を繰り返したとして、24日付けで懲戒免職の処分を受けました。
県教育委員会は「被害者が公表しないことを強く求めている」として詳細を公表していません。
県教育委員会の井田忠裕教育次長は「公務員倫理が問われる中、誠に遺憾であり、県民におわび申し上げます。今後は再発防止に努めてまいります」と話しています。