岸田総理大臣は8月1日午後、千葉県佐倉市の商店街を訪れ、和菓子店やお茶の販売店などを視察しました。
この中で店の経営者からは「原材料費や資材価格が軒並み高騰し、非常に厳しい。中小企業は簡単に値上げできず、価格転嫁も難しい」といった声が出されました。
視察のあと岸田総理大臣は記者団に対し「消費者のニーズに寄り添った商店街のビジョン作りや地域資源を生かした観光客誘致など、消費喚起の取り組みをしっかりと支援していきたい」と述べました。
その上で、ことし秋に策定を目指す新たな経済対策に、地方の中小企業などが物価高を乗り越えるための支援策を盛り込む方針を明らかにしました。
また岸田総理大臣は、市内の幼稚園も視察し、幼児教育や保育の質を向上させるため、自治体が幼稚園教諭や保育士の研修を行う「幼児教育センター」への支援などを強化する考えを示しました。