道路の舗装工事をめぐっては「NIPPO」と「鹿島道路」などが、新品のアスファルトを使う契約だったにもかかわらず、使用済みのアスファルトを加工した「再生骨材」と呼ばれる材料を使用していたと公表していて、国の調査では、同様のケースが全国で72件あったことがわかっています。
こうした状況を受けて都が調査を進めた結果、このほかに6つの都道の工事でも、契約と異なる材料が使用されていたことがわかり、14日に公表しました。
会社がこれまでに公表していたケースも含め、都内分は、これで合わせて9件となります。
アスファルトは多くが再利用され、各地の道路で舗装に活用されていますが、新品と比べて耐久性が低くなる可能性も指摘されています。
都の担当者は「今後、対象の工事を広げ追加の調査を行うとともに、結果を踏まえて厳正に対処していく」とコメントしています。