自殺防止に取り組むNPO法人が開発したのは「SOSフィルター」という機能で、自殺やいじめ、虐待などに関するおよそ4800のキーワードが登録されています。
登録されたキーワードをインターネット上で検索すると、内容に応じて相談窓口の情報のほか、「気持ちを書き出す」とか「保健室に行ってみる」などと気持ちを和らげる方法などが自動で表示されるようになっています。
ことし3月までの5か月間に、中高生980人を対象に試験運用を行ったところ、相談窓口などが表示された検索は134回に上り、自殺に関連したニュースの検索が多かったということです。
NPO法人では教育委員会や学校向けに無償で提供を始めていて、学校で1人1台配備されている端末での活用を呼びかけています。