天皇皇后両陛下は、午後1時前に新幹線で栃木県のJR那須塩原駅に到着されました。
先月下旬の那須静養はおふたりだけでしたが、今回は休暇をとった長女の愛子さまも同行していて、ご一家は、駅前で出迎えた人たちに「ことしの夏はずいぶん暑かったですね」とか「どちらからいらっしゃったのですか」などとことばをかけられていました。
来月2歳になる娘と夫とともに旅行で訪れた東京の36歳の女性は「娘は眠くてご機嫌斜めだったのですが、愛子さまは『お誕生日おめでとう』と言ってくださいました。優しく話しかけていただき、うれしい気持ちになりました」と話していました。
御用邸に到着したあと、ご一家は敷地内を散策されました。
報道陣から静養中の予定を尋ねられると、天皇陛下は「少しずつ秋の訪れが感じられるこの那須の地に3人そろってことしも来ることができたことを、うれしく思っています。自然豊かなこの地で3人でゆっくり過ごすことができればというふうに思っています」と述べられました。
皇后さまは「先月も陛下とご一緒させていただいて、とてもゆっくり過ごすことができましたことを、とてもありがたく思いました。今回は愛子も一緒に来ることができましたので、那須ならではの楽しみを見つけて、3人で楽しくゆっくりと過ごすことができればと思います」と話されました。
愛子さまは「またことしもこのようにして家族で那須に来ることができたことを、とてもうれしく思っています。那須でしかできない経験や楽しみを大切にしながら、また自然を満喫できればと思います」と述べられました。
ご一家は、1週間ほど那須御用邸に滞在される予定です。