防衛省によりますと12日、ロシア軍のTU142哨戒機2機が日本海上空から対馬海峡を通過して、東シナ海上空へ飛行したあと、沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋上空に出ました。
2機はその後、日本列島を1周するように太平洋を北上し、北海道沖からロシア方面に戻りました。
この間、自衛隊機がスクランブル=緊急発進しましたが、領空侵犯はなかったということです。
ロシアの軍用機が日本列島を1周する形で飛行するのは5年前以来です。
ロシア国防省は今月10日から太平洋などで演習を行っていると発表していて、防衛省が警戒と監視を続けています。