新型コロナウイルスのワクチンの定期接種は、来月1日から始まります。
対象者は、65歳以上の高齢者と、60歳から64歳までの重症化リスクの高い人で、季節性インフルエンザと同様に原則、接種費用の一部自己負担が求められます。
この定期接種で使用するワクチンについて、厚生労働省の分科会は19日、5つの製品を了承しました。
その1つはウイルスへの抗体を作る作用のあるmRNAを体内で複製する「レプリコン」と呼ばれる新しいタイプのワクチンです。
このほか、これまでも使用されてきたmRNAワクチンの3製品と、組み換えタンパクワクチンも了承されました。
定期接種の自己負担額は自治体によって異なりますが、最大でもおよそ7000円となるよう、国が接種1回当たり8300円を各地の自治体に助成します。
対象とならない人は任意接種となるため、原則、全額が自己負担となります。