警視庁本部で開かれた30日の会議には、102の警察署の署長や本部の幹部など、およそ260人が出席しました。
この中で、緒方警視総監は、特殊詐欺やSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺の被害が増加していることについて、「犯行グループはだましの手口をますます複雑・巧妙化させ、海外の拠点から犯行を指示し被害者と直接対面することなく広域的に犯罪を繰り返している。現状への危機意識をすべての職員と共有するとともに、警視庁が全国警察をけん引し、防犯と検挙の両面から対策を強力に推進してほしい」と述べました。
また、アメリカのトランプ前大統領が演説中に銃撃された事件などを踏まえ、テロへの警戒を強化し情報収集や取締りを推進することや、激甚化する自然災害に対応できるよう地理的特性に応じた訓練の推進や、資機材の点検整備を徹底することなどを指示しました。