最低賃金は、厚生労働省や各地の労働局の審議会を経て毎年、都道府県ごとに決められます。
新しい最低賃金は
▽10月1日から東京都や大阪府など25の都道府県で適用され、
▽11月1日の徳島県まで順次、引き上げられます。
今年度は時給が全国平均で51円引き上げられ、現在の方法で決めるようになった平成14年以降最大となりました。
引き上げ額が最も大きかったのは
▽徳島県の84円で
次いで
▽岩手県と愛媛県の59円
▽島根県の58円などとなり
27の県で51円以上引き上げられます。
ほかの20の都道府県での引き上げ額は50円でした。
また、引き上げ後の時給は全国平均で1055円となり
▽最も高いのは東京都の1163円
次いで
▽神奈川県の1162円
▽大阪府の1114円などとなります。
一方で
▽最も低いのは秋田県の951円
次いで
▽岩手県、高知県、熊本県、宮崎県、沖縄県の952円
▽青森県、長崎県、鹿児島県の953円などとなっています。
最も高い東京都と最も低い秋田県の差は212円です。
厚生労働省は、賃上げや設備投資を行った中小企業や小規模事業者などへの助成金を設けていて支援しています。