内閣府は、去年10月から11月にかけて、全国の18歳以上の3000人を対象に、北方領土問題に関する世論調査を行い、54%にあたる1624人から回答を得ました。
この中で、北方領土をロシアが不法占拠し続けている現状をどの程度知っているか尋ねたところ、「よく知っている」が10%、「ある程度知っている」が54%、「北方領土ということばを聞いたことはあるが、現状までは知らない」が35%、「北方領土ということばを知らない」が1%でした。
「現状までは知らない」「北方領土ということばを知らない」と答えた人を年代別に見ますと、50代以上が31%、40代が40%だった一方、30代以下は49%にのぼりました。
内閣府の担当者は「若い世代の認知度を上げる努力が必要だ。SNSなどを通じた情報提供を強化していきたい」と話しています。