JR東日本によりますと、23日午前9時58分ごろ、東北新幹線、北陸新幹線、上越新幹線で停電が発生し、係員が調べたところ、上野駅と大宮駅の間の上りで架線がおよそ150メートルにわたって垂れ下がっているのが確認されました。
確認されたのはさいたま市中央区の線路上で、現場を写した写真では、架線の一部がレールの近くまで垂れ下がっているのがわかります。
▽現場付近では架線をつり下げる金具が複数、損傷しているほか
▽およそ1キロ先でとまった上りの北陸新幹線「かがやき504号」の車両では、パンタグラフが破損したり窓ガラスにひびが入ったりしているのが確認されたということです。
JR東日本は、詳しい状況は確認中だとしたうえで、何らかの原因で垂れ下がった架線に走行してきた「かがやき504号」の車両が接触し、異常を検知した結果、広い範囲で停電が発生したとみられるとしています。