国土交通省の発表によりますと去年、全国で着工された住宅の戸数は81万9623戸で、前の年を4.6%下回りました。
住宅の着工戸数はコロナ禍でのテレワークの普及などを背景に増加が続いていましたが、令和2年以来、3年ぶりに前の年を下回りました。
このうち、
▽注文住宅を示す「持ち家」は22万4352戸と前の年より11.4%減りました。
また、
▽建て売り住宅やマンションを示す「分譲住宅」は3.6%減って、24万6299戸となりました。
このほか、
▽アパートなどの賃貸住宅を示す「貸家」は、0.3%減って、34万3894戸となりました。
3年ぶりの減少となったことについて国土交通省は、建設資材の高騰を背景に販売価格が上昇した結果、戸建て住宅を中心に需要が減ったことなどが影響したとみられると分析しています。