警察によりますと、6日午前11時半ごろ、秋田市御所野にある運送会社の倉庫で作業をしていた人から「倉庫の中にクマがいる」と通報がありました。
警察が駆けつけたところ、倉庫の中に体長1メートルほどのクマがいたことから、シャッターを閉めたり運搬用の機材を積み上げたりして出入り口をふさいだということです。
これまでのところ、けが人や建物への被害は確認されていないということですが、警察が監視を続けるとともに近くに住む人に警戒を呼びかけています。現場は、JR秋田駅から南東に7.5キロほど離れた場所で、近くには住宅街が広がっています。
この時期はクマが冬眠に入る時期ですが、去年は1月と2月合わせて1件だった秋田県内のクマの目撃件数が、ことしは、5日までに15件にのぼっているということです。
秋田県内では去年、過去最悪となる70人がクマに襲われるなどしてけがをしています。