農林水産省は、28日、東京都中央卸売市場に出荷される主な野菜14品目について卸売価格の見通しを公表しました。
それによりますと
▽白菜は、今月26日の時点で平年より96%高く、主な産地の茨城県で、気温が高かった影響ですでに出荷が終わってしまったところもあることから、来月も平年より10%以上の高値で推移するとしています。
また
▽にんじんも、来月の前半は、主な産地の千葉県で気温上昇の影響で出荷量が減って、10%以上の高値で推移するものの、来月の後半になるとほかの産地からの出荷が増えるため、平年並みに戻る見込みです。
このほか
▽たまねぎも高温による出荷量の減少で、価格は平年を10%以上、上回る見込みだとしています。
一方
▽レタスは来月前半
▽じゃがいもは来月1か月間を通して、平年を下回る価格で推移する見通しです。
農林水産省は「気温が高めで推移しているため、全体として生育が早まる傾向があり、産地の切り替わりがうまくいかなかった野菜は価格が高めになり、逆に各産地の出荷時期が重なる野菜は、価格が安くなる見込みだ」としています。