去年11月、鹿児島県屋久島沖でアメリカ空軍の輸送機CV22オスプレイが墜落し、8人が死亡した事故を受けて、アメリカ軍は世界に配備しているオスプレイの飛行を停止していますが、アメリカのAP通信は、政府当局者の話として、今週にも飛行を再開させる見通しだと報じました。
これについて、木原防衛大臣は5日の閣議のあと記者団に対し「これまでのところアメリカ側から日本国内のオスプレイの運用に関する事前の調整はない。言うまでもなく、飛行の安全は日米共通の最優先事項で、日米で緊密に連携して対応していく」と述べました。
また、同様に飛行を見合わせている陸上自衛隊のオスプレイの飛行再開については「アメリカ側の対応が適切だと主体的に判断することが必要だと考えている」と述べ、アメリカの対応を踏まえて判断していく考えを示しました。