鹿児島県警察本部では元生活安全部長が個人情報を含む内部文書をライターに郵送し、職務上知り得た秘密を漏らしたとして、逮捕・起訴されるなど、ことしに入って現職の警察官や元幹部が逮捕される事件が4件相次ぎ、警察庁は、6月24日から県警に監察官を派遣して、特別監察を実施しています。
警察庁の露木長官は、27日の会見で、監察の具体的な内容について「それぞれの事案の発生状況や原因を分析し、警察庁に蓄積されている再発防止策の知見をもとに、県警の対策を検証する。そのことによって、県警の対策の足りていない部分を抽出し、バージョンアップを図っていく」などと述べました。
そのうえで「鹿児島県警に対する信頼回復の道筋を一日も早く明らかにすることが重要だ」として、県警側の検証がスピード感を持って行われるよう、警察庁の職員を常駐させて監察を続けていく考えを示しました。