8日午後8時半ごろ、富士山の山梨県側の8合目で、山頂に向かっていた中国籍の公務員、ホアン・ジン・イ・ローレンスさん(58)が、体調不良を訴えたあと意識を失いました。
通りかかった別の登山者が山小屋の関係者に通報し、物資などを運ぶ特殊な車両で8合目の救護所に搬送されましたが、常駐している医師によって死亡が確認されました。
ホアンさんは、8日午後1時半ごろ、富士山の山梨県側の5合目から妻と一緒に登山を開始したということで、警察は死亡した原因を調べています。
富士山の山梨県側は8日、山開きから1週間がたちましたが、警察によりますと、ことしの富士山の夏山シーズンで登山者が死亡したのは、これが初めてだということです。