広島市西区福島町では、26日道路が陥没し、周辺の建物少なくとも11棟に傾いたり亀裂が入ったりする被害が出ています。
当時、現場近くでは雨水を地下にためることができる「雨水管」と呼ばれる設備を作るため、地下およそ30メートルで掘削工事が行われていました。
発生から2日がたった28日も、現場では、重機を使い道路や傾いている建物付近の隙間を埋める工事が続けられています。
市は現場から半径50メートル以内の建物の住民に避難を呼びかけていて、午後6時の時点で6世帯12人が近くの小学校の体育館や公民館で避難を続けているほか、用意されたホテルに避難した人もいるということです。
市は道路などの復旧工事を終えたのち、壊れた水道管や傾いた電柱などの復旧工事に着手していくということです。
この地区の自治会の副会長、古瀬清秀さん(74)は「地域の見えない部分を含めて1日も早く元どおりに復興していただきたい、補償問題も早く解決してもらいたいです」と話していました。