2018年5月、和歌山県田辺市の会社社長、野崎幸助さん(当時77)が自宅で急性覚醒剤中毒で死亡したことをめぐり、元妻の須藤早貴被告(28)が覚醒剤を摂取させて殺害したとして、殺人などの罪に問われています。
10月1日開かれた7回目の裁判では、覚醒剤の密売に関わっていたという人物が検察側の証人として出廷しました。
この人物は、野崎さんが死亡するおよそ1か月前の2018年4月に携帯電話で注文を受け、田辺市内で元妻とみられる女性と会ってその場で覚醒剤を手渡したと証言しました。
一方、弁護側は、覚醒剤を入手したとされるのは別の人物で、証人は運んだだけであり、本当に覚醒剤だったかどうかは分からないのではないか、などと主張しました。
元妻は無罪を主張していて、判決は12月12日に言い渡される予定です。