栃木県の宇都宮市と隣の芳賀町を結ぶLRTは、全国で初めて、すべての線路を新設して2023年8月26日に開業し、2024年8月26日で1年を迎えます。
8月25日は、始発の停留場となっている「宇都宮駅東口」近くの広場で記念のイベントが開かれ、はじめにLRTの運営会社の「宇都宮ライトレール」の高井徹社長が「雨の日も風の日も、一日一日刻んできた1年でした。たくさんの乗客に利用してもらい、ありがとうございます」とあいさつました。
このあと、会場に集まった500人以上の市民や関係者が、地元の高校生の演奏にあわせて「ハッピーバースデー」の歌を歌いました。
そして全員で「出発進行」の合図をすると、開業1年を祝う記念の車両が停留場から出発し、会場は大きな拍手に包まれていました。
「宇都宮ライトレール」によりますと、2024年8月24日までの累計の利用者数はおよそ473万人となって、開業前の予測を2割ほど上回っているということです。
幼い子どもとともにイベントに訪れていた父親は「1周年記念でLRTの写真を撮りにきました。ベビーカーが乗りやすいのがうれしいです」と話していました。