先月、相模原市内のマンションで、52歳の会社員の父親を刃物で刺して殺害したとして、同居していた高校1年生の長男が殺人の疑いで逮捕されました。
部屋からは50歳の母親も遺体で見つかり、警察が捜査を進めた結果、長男が刃物で刺して殺害したとして、5日殺人の疑いで再逮捕しました。
周辺の防犯カメラの映像を分析するなどした結果、2人の遺体が見つかる3日前の先月10日、長男とみられる人物が父親と一緒に帰宅したあと、夜になって1人で外出する様子が写っていたことが分かり、警察はこの間に2人を殺害したとみてさらに詳しいいきさつを調べています。
市の児童相談所によりますと、先月はじめごろ、父親から「息子に非行傾向があり、どう関わっていけばいいか」という内容の電話があり、職員が親子3人とそれぞれ面談した際、長男は素直に応じ、特に問題点は見られなかったということです。
長男は当初、警察の調べに「父親との関係性からやりました」などと供述していましたが、現在は黙秘しているということです。