繊維化学、流通、サービス業など、およそ2200の組合でつくる産業別労働組合で、パートなどの非正規労働者がおよそ6割を占める「UAゼンセン」の事務所には13日夜、大企業を中心に交渉の妥結が次々と報告されました。
経営側からは人手不足を背景に、満額や要求を超える高い水準の回答が相次ぎ、パート従業員の賃上げ率が正社員を上回る回答も目立ちました。
このうち
▽ドラッグストアの「ウエルシア薬局」は時給で88円の引き上げ、
▽スーパーマーケットの「ライフ」は76円、
▽家具日用品販売の「ニトリ」は67円の引き上げとなりました。
持続的な賃上げの実現に向け、大手企業を中心に続く高い水準の賃上げの流れを今後、労使交渉が本格化する中小企業にどこまで波及させられるかが焦点となります。