JR東日本が3月のダイヤ改正で、京葉線の快速と通勤快速の運行を、朝と夕方以降に取りやめるとした問題では、千葉市と木更津市、茂原市、東金市など、京葉線や直通列車が通る20の市と町が連名でJRに対し、ダイヤの再検討などを求める要望書を提出しました。
要望書の提出について、千葉市の神谷市長は9日の記者会見で「20の市と町が東京まで速く到達できる利便性を維持してほしいと一致したことに意義がある」と強調しました。
しかし、3月のダイヤ改正については、JR側からシステム改修など物理的な制約があるという説明があったとして、「来月の時点では、いったん改正されると思うが、できるだけ早期に利便性が維持されるダイヤに復元してもらいたい」と述べました。
一方でJR側からは、今後の検討の中で、東京までの利便性について一定の配慮を行うとする発言があったことを明らかにし、「要望への対応について、今後、何らかの説明があると考えている」と述べました。