この訓練はアメリカ軍や日本の警察、それに地元の自治体などが、航空機の事故が起きた場合に備えて連携を強化しようと、神奈川県の厚木基地で行い、およそ120人が参加しました。
訓練は、アメリカ海軍のヘリコプターが厚木基地を離陸してまもなく、エンジンのトラブルが発生し、県内の畑に不時着したという想定で行われました。
はじめにヘリコプターのもとに警察官がパトカーで駆けつけ、乗務員から状況を聞き取ったあと、消防や地元の自治体など関係機関に無線を使って情報共有を行いました。
このあと現場に到着したアメリカ軍の責任者が、どこに規制線を設けるかを警察と協議して決めたあと、共同で現場検証を行うなど、スムーズに連携するための手順を確認し合っていました。
神奈川県警察本部は「迅速かつ的確な初動対応を日米相互に確認できたので、今後も継続的に訓練をしていきたい」としています。