危険運転致死傷罪は、飲酒運転やあおり運転など、故意に危険な運転をして死亡事故などを起こしたドライバーを処罰するために設けられましたが、条件が厳しく適用されないケースがあるとして与党内からも「国民の常識とかけ離れている」という批判が出ています。
小泉法務大臣は、記者会見で「悪質で危険な運転による死傷事故が増え、被害に対する社会的な関心が高まっていることも踏まえ、罰則のあり方などを議論するため検討会を立ち上げる」と述べました。
検討会は2月にも設置され、メンバーは弁護士や裁判官、大学教授に加え交通事故の被害者遺族も参加し、法律の適用の見直しや罰則の強化が必要か、法改正も視野に議論が行われる見通しです。