JR西日本によりますと、7日から8日にかけて、山口市内にあるJR宇部線の阿知須駅の構内と宇部市内のJR山陽本線で、レールのつなぎ目に取り付けられている「レールボンド」と呼ばれる銅製のケーブルが100本以上切断されているのが見つかりました。
復旧作業のため、JR宇部線と山陽本線は一時、運転を取りやめるなど大きな影響が出ました。
「レールボンド」は信号機に電流を送るための導線の束で、レールに固定されている両端の部分が切断されて持ち去られていました。
「レールボンド」の直径は数センチ以上だということで、JRは、切断には鋭利な工具が使われた可能性があるとして警察に相談しています。
被害は広範囲にわたっていて、警察は窃盗の疑いもあるとみて詳しい状況を調べています。